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一戸建て住宅の防犯対策

侵入窃盗、刑法犯ともに平成12年~14年頃を山に減少をしています。
しかしながら、多くの国民は「体感治安の悪化」を感じています。
一般道路、学校、駅、そして家の中でも犯罪に巻き込まれる可能性があるのです。

一戸建て住宅に関していうと、
平成25年度の一戸建て住宅の刑法犯認知件数は164,283件。
凶悪犯は1,035件(殺人332件、強盗147件、放火416件、強姦140件)、窃盗114,132件(侵入窃盗43,916件、乗り物盗37,911件)となっています。
これは1日450件、約3.2分に1件何らかの犯罪に巻き込まれているということになります。

個人が最も安心することができるべきマイホームがこれほどの危険にさらされているとしたら、安心して休むことはできません。

侵入の手口で一番多いのは、窓や玄関を開けたままにしておく『無施錠』です。

一戸建て住宅の侵入手段では、平成25年では「無施錠」が43.6%、「ガラス破り」が39.3%。「錠破り」2.8%、「合鍵」1.6%、「その他破壊」1.7%、「戸外し」0.7%、「施錠開け(ピッキング・サムターン回し等)」0.3%となっています。


トイレや風呂場の窓を「換気のため」に開けたままにしておく。
ゴミ出しのとき、植木に水をやるときに「数分だから」と玄関の鍵を開けたままにしておく。
泥棒はそこから入ってきます。
プロの窃盗犯はターゲットの家族構成や、出掛ける時間、帰宅時間などをあらかじめチェックし、ほんの数分の隙を狙って侵入します。
また、窓に付けている格子は簡単に外すことができるものなので、防犯効果はほぼありません。

侵入口で多いのは「窓」58.2%。

一戸建て住宅の侵入口で最も多いのが「窓」58.2%。その後、「表出入り口」16.2%、「その他の出入り口」16.9%となっています。


人目につきにくい掃き出し窓や腰高窓、浴室やトイレの小さな高窓が狙われます。網ガラスは割れにくいと言われていますが、割れたときに破片が脱落しにくいというだけで、防犯上は全く意味がありません。
焼き破り、切り破り、こじ破り、3点破りなど、ガラスの割り方によってさまざまな方法があります。いずれの場合も、熟練した泥棒であればほとんど音を立てずに割ってしまいます。

一戸建て住宅の侵入の恐れがある箇所

一戸建て住宅の防犯のポイントは「窓に侵入者を近づけないこと」

一戸建て住宅では、いかに侵入者を窓に近づけないか、対策を行う必要があります。
そのために、セキュリティハウスでは「外周警備」に力を入れています。

例えば不審者がフェンスを越えて侵入しようとした瞬間や、窓に近づいた瞬間にフラッシュライトで明るく照らされ、「音声メッセージ(ここは機械警備をしています。」といったメッセージで警告すると、侵入者は犯罪を継続するのが難しくなります。

下見をした時に「犯罪対象から外させる」

もう一歩進めると、犯罪者の犯罪対象から外させることが最も大切であると言えます。
犯罪者は侵入前に犯罪ターゲットを決めるために下見をします。
その時に「警備中」といったセキュリティキーパーの文字が犯罪者の心理に働きかけ、犯罪対象から外させる効果があります。